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AGA AGA外来

AGA

AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で、男性の毛髪が薄毛になる症状「男性型脱毛症」のことを言います。
男性型脱毛症は、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなる症状のことです。
最近では、テレビコマーシャルなどで広まり、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
いわゆる円形脱毛症のような一時的なものではなく進行性ですので、何もせず放っておくと髪が抜けて徐々に薄くなっていきます。
しかし、AGAは飲むお薬で治療ができますので、気になられる方はお気軽にご質問ください。

原因

男性ホルモンのテストステロンと呼ばれる物質が、変換酵素の働きによってDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンに変換されて、このホルモンが毛乳頭細胞内にある男性ホルモンと結合し、髪の毛の成長が抑制されて薄毛になっていきます。
そして、このホルモンと遺伝によるところが大きいと言われていますが、日々の生活習慣も大きく影響しており、ストレスや喫煙、アルコール、睡眠不足や偏食なども原因とされています。
現代人の欧米化したライフスタイルも少なからず影響しているのです。

症状

早ければ思春期以降すなわち10代から男性の毛髪が少しずつ薄毛になるなどの症状が発生します。
額の生え際から徐々に髪が後退していく方や、頭頂部から徐々に薄毛になっていく方、あるいはその混合型などの個人差があります。
しかし、いずれにしても進行性のためでので、気が付いた時点で何かしらの対策をとる必要があります。

治療

当院ではプロペシアという飲み薬を使用しています。
これは、DHT(ジヒドロテストステロン)が作り出されるきっかけとなる5αリダクターゼ(還元酵素)を阻害しDHTが増加するのを防ぐ薬です。
この作用によりヘアサイクルが通常に近づくことで毛髪が抜けにくく太いものになるため、髪の毛全体のボリュームが増えることになります。ただし、男性ホルモンは出なくなるわけではありませんから、毎日服用する必要がありますし、やめてしまえばDTHが元の状態に戻ってしまうため再び抜け毛が進行します。
また、効果判定の目安は約6か月と言われていますので、最低半年間の継続が必要です。
なお、保険適応はりませんので全額自己負担の治療となります。

注意点

  1. 20歳未満での安全性及び有効性は確立されていないことから、未成年に対してプロペシアの処方はできません。
  2. 女性に対する適用はありませんので、女性に対してプロペシアの処方はできません。
  3. 前立腺がんの検診を受ける予定のある方は、検査を実施される医師にプロペシアを服用していることを必ずお知らせください。(プロペシアの成分は前立腺がん検査で測定されるPSA値を約50%低下させるので、測定したPSA濃度を2倍した値を目安にする必要があります。)
  4. 副作用としては、肝機能障害のほか、性欲減退、勃起不全、射精障害などがあります。